ビットコインが分裂すると予想される時期

ブロックチェーンの分裂

2015年頃から送金手数料を低く設定した場合に、ビットコインを送金が遅れるという問題が生じています。この原因はビットコイン取引の際にブロックに格納されるデータ量が増加しているため、一部のトランザクションがブロックに格納し切れなくなる問題(ブロックサイズ問題)に起因しています。
ブロックサイズ問題を解決するために、開発者グループは電子署名の情報を分離してブロックに格納するデータ量を圧縮して、ブロックサイズを2MBに拡大する大幅な仕様変更を提案しています。これに対してマイナーを中心とするグループは大幅な仕様変更ではなく、ブロックサイズそのものを時間と共に拡大させる仕様変更を提案しており、お互いに合意には至っていません。データ量が圧縮されると採掘報酬が減少するため、マイナーグループはブロックを拡大してデータが増える案を支持しています。
ビットコイン関連の記事によれば2016年2月に香港で開発者グループが会合を開催し、新たな規格の開始時期として2017年夏頃と決定しました。このまま開発者とマイナーの対立が続くと、開発者が提案する仕様変更案に反対するマイナーグループが、ブロックサイズだけを拡大する形でブロックチェーンを分岐させることになります。そのため、2017年夏に開発者が決めた規格と、マイナーグループが支持する規格の2系統にブロックチェーンが分裂する可能性があります。

フォークチェーン(ブロックチェーンの分岐)

ビットコインのブロックチェーンの大幅な仕様変更は2017年夏に予定されています。大幅な仕様変更により、それ以前の規格と完全に互換性が無くなります。
ビットコインを含めて、仮想通貨は運用途中に仕様変更が行われることがあります。以前の仕様と互換性を持つ変更をソフトフォークと呼び、全く互換性を持たない大幅な変更をハードフォークと呼びます。2017年夏に予定されているビットコインの仕様変更はハードフォークの方です。ハードフォークに反対するマイナーグループは、ブロックサイズを拡大するだけのソフトフォークを主張しています。ハードフォークに反対するグループが、大幅な仕様変更の際に本家とは別のチェーンを作成する可能性があります。
もしもビットコインのチェーンが2つに分裂した場合、“本家”である開発者が決めた方のブロックチェーンはBTCとして表現され、マイナーが派生さたチェーンがBTUとして別の仮想通貨になります。
多くの取引所は開発者サイドの提案するハードフォークの方を支持しており、Bitcoin coreと呼ばれています。マイナーグループが分岐させたチェーンはBitcoin Unlimitedと呼ばれ、当面の間は取引所で取引ができなくなる可能性があります。取引所で売買できない仮想通貨は価格が付けられないため、大幅に下落する可能性があります。